紅白の"なつメロ化"を嘆く [雑感]
去年末の紅白歌合戦、見ました?
個人的な印象としては、あまりにもなつメロが多くて
これが2007年の紅白だ!と言って良いのだろうかと
疑問を持ちました。
そこで検証すべく、今回の紅白を「2007年リリースされた曲」と
「そうでない曲(=なつメロ)」に分類したところ
実に半数、50%の曲が2007年リリースされた曲ではありませんでした!

(注:
中には自身の曲をメドレーで歌うような物もあったので
それらはカウントから除外しています。ただし米米クラブは
歌った全てが昔の曲だったので、なつメロとしています。)
ましてや独自の判断で星マークをつけた「年寄曲」にいたっては
なつメロ率70%です。
どうですかこれ。
全然2007年の代表曲で勝負してないじゃん。
まぁ、2006年の曲を「なつメロ」扱いするのは適当じゃないと
思いますし、2006年下期に発売された曲は実際に流行ったのが
2007年だとすれば今回の紅白で選ばれても文句ないんですけど。
秋川雅史は2006年の紅白も「千の風になって」を歌い、
2007年の紅白でも「千の風になって」を歌いました。
これは反則のように思えますが、この曲は2007年にヒットしたので
今年選ばれて歌うのは個人的にはオッケー。
むしろまだ十分売れてもない2006年に紅白で歌ったのが
時期尚早だったのでは、と思いました。
それと、今年は作詞家の阿久悠さんが亡くなったとのことで
彼の代表作が良く選ばれているというのも"なつメロ率"が
高い理由になりそうだけれども、彼を偲ぶのは良いとして、
それを紅白歌合戦の場を使ってやらないで欲しい。
紅白歌合戦は、あくまでその年にヒットした曲で対決して欲しい。
昔の紅白はその原則で選曲していたはず。
だからこそたまにNHKで過去の紅白の映像見ると当時が思い出されて
「あぁこの歌が流行ってたか」なんてしみじみ感じるのに、
2007年の紅白を10年後、20年後に見返しても
新旧ゴッチャになっててピンと来ないに違いない。
今の紅白は、
・なつメロばっかり出して年配の支持を得ようとする
↓
・年寄りは喜ぶかもしれないがそれ以外の層の紅白人気が落ちる
↓
・紅白人気が落ちた結果、招待されても辞退する歌手が増える
自分達で年越しライブやっちゃったりする
↓
・ますます"本当にその年売れた曲"の歌手を揃えられなくなり
なつメロで放送枠を埋めなきゃならなくなる
のネガティブスパイラルに入っているんじゃないのかな。
本来、硬派に
1.その年に本当にヒットした曲だけを選ぶ
2.メドレー禁止、スペシャルバージョン禁止
3.誘ったけど断られた歌手を番組中きちんと伝える
くらいのルールを守ってやれば、もっと注目されるように
なると思うんだけれどなぁ。
ともかく、今の紅白の路線って危ういと思っています。
p.s.リア・ディゾンの曲って、そんなに売れたんでしょうか?
■映画レビュー:ファンタスティック・フォー [映画]
スパイダーマン3を見た勢い、ではないのですが
同じマーベルコミックス原作の「ファンタスティック・フォー」の映画を
DVDで見ました。
宇宙での実験中に宇宙線を浴びてしまい個々に特殊能力が備わった4人が、
同じく特殊能力を身に着けて悪事を働くDr.ドゥームと対するお話です。

もともと長いこと続いているコミックからの映画化なので
原作からエッセンスを抽出してなんとか2時間枠に収める必要が
あるわけですが、うまく描かれているところと説明不足で違和感を
感じたところがあり。
4人が各自に備わった能力に気付くまでの描写は割りと丁寧に
描かれているとおもうのですが、Dr.ドゥームが悪に染まっていく
きっかけが証拠不十分というか希薄だなぁと思ったり。
あとザ・シングという岩石男の変身前はもっと、後の岩石男に
そぐう様にもっと巨体でおおらかな態度が際立つキャラに
描いておく必要があるのではないかと思いました。
生身の人間の時がちょっと小柄でかわいらしく見えました。
ヒューマン・トーチ役のクリス・エヴァンスは好演したと思います。
こうしたドカドカアクションものはあまり精緻なストーリー性や
その奥に横たわるテーマ、主張などにこだわっている場合じゃなく、
キャラが際立っていたりカッコよかったり映像が迫力あるかが
大事だとも思いますが、とはいえスパイダーマン3はよくできているなぁ、と
あらためて思っちゃいました。
でもスパイダーマン3が出来すぎなのでしょう。
ファンタスティック・フォーも十分楽しい、エンターテインメント映画だと
思います。
喉の炎症を抑える方法 [雑感]
おとといから喉がカサカサヒリヒリで痛く、
僕の風邪はどうも喉からくることが多いことを
あらためて実感しました。
せっかくのゴールデンウィークだし悪化させて
寝込んでいたくないので、なんとか持ち直したい。
そこで以前、横浜の老医者に説教されたことを思い出しました。
「喉の炎症を抑えるには、とにかく喉を乾燥させないこと」
喉の炎症は、患部が乾燥していると拡大しやすいらしく、
ここを常に濡らしている限りは炎症は広がりにくいのだそうな。
なので、起きている間は食事をしたり唾を飲み込んだりして
濡れているので問題なく、寝ている間に注意が必要とのこと。
特に喉が炎症を起こしている時は、
同時に風邪気味で鼻が詰まっていることも多く、
寝ている間はついつい口で息をしてしまい口内や喉が渇き
安いので注意が必要です。
そこでおとといの夜から、寝るときには室内換気のスイッチを止め、
寝室の部屋を閉めて換気口の口も閉じ、加湿器をつけて寝るようにしました。
あと、やはり風邪気味で鼻が詰まっていたので寝る前に点鼻薬を挿して
寝るようにしたところ、二晩でだいぶ回復しました。
説教されたときはふてくされましたが
結構効くもんだなぁと関心したしだいです。
dippin' dotsを食べた [日々の記録]
好天に恵まれるG.W.ですが、今日はお台場に行ってきました。
今までもあちこちの行楽地で見かけたことのあるdippin' dotsを
今日はついに食べましたよ!

直径2mmくらいのまぁるい小石みたいなアイスの粒を
スコップでジャラジャラーッと器に入れてくれます。
複数の味の粒をブレンドすれば色んな味が楽しめるわけです。
僕はチョコミントを頼みました。
写真はチョコの粒とミントの粒が混ざっている状態なわけです。
お味の方は、予想を覆して「うまい」です。
もともとあの砂利みたいなルックスの話題性だけで売り出している
アイスかと思っていたのですが、そうでも無いみたいですよ。
小さな一粒一粒の表面が十分に冷えているので
冷気を発する部分の表面積が大きいわけです。
だから、口に入れた途端に通常のアイスよりも冷たい感覚が強いんです。
サーッと冷たくなって、サーッと解けていく感じ。これは新しい。
それと、これは店側の話になりますけど通常のようにアイスクリームピーラーを使って
一生懸命アイスが溜まったバケツを引っ掻いてアイスをそぎ落とす苦労が要らなくて、
砂利状のアイスが入ったバケツからスコップで軽くすくって、器に流し込むだけなので
手間がかからなくていいですね。あとブレンドも簡単。
まったく恐れ入りました。
dippin' dots、見かけたらまた食べてしまいそうです。
■映画レビュー:スパイダーマン3 [映画]
5/1の公開初日、スパイダーマン3を見てきました。
場所は東京・品川にある品川プリンスシネマ。
プリンスホテルが運営しているシネコンです。
ホテルの運営だけあってクロークで荷物を預けられるので
映画を見ている最中ひざの上に上着、足元に大きな荷物で
人が前を通ろうとしてにアワアワ・・・という些細なストレスが無いのが好きです。

さていわずと知れたスパイダーマン3ですが、あらすじは込み入っています。
主人公パーカーの親友ハリーがニュー・ゴブリンとなりパーカーを苦しめる一方、
パーカーの叔父を殺した犯人マルコは脱獄、サンドマンとなって街を荒らすわ
スパイダーマンを困らせるわの乱暴ぶり。
てんてこ舞いのスパイダーマン本人も、宇宙から来た謎の物体に取り憑かれ
ブラックスパイダーマンとなり、自分の心の闇と立ち向かうことになります。
これに憧れのMJとの恋模様が絡まって、ドタバタ満載の
「すごいアクション付き ビバリーヒルズ青春白書」に仕上がっています。
毎度ながらスパイダーマンは痛快エンターテインメントとして良くできています。
上記のようなストーリーも映画中では実に分かりやすく描かれており、見る人を飽きさせません。
また、ストーリーを俯瞰するとパーカーの精神的成長が大きなテーマとなっていますが
だからといって深刻な重い映画にならないのは、アクションもさることながら
映画の随所にくっだらない笑いがちりばめられているからでしょう。
クライマックスの乱闘シーンは息をもつかせぬ展開の連続です。
いつか見ようと思っている方は、DVDが出るのを待って家で見るより
劇場の大迫力スクリーン&音響で楽しむことをオススメします。
女子にやさしく、 たまにきびしい マガジン [日々の記録]
R25という、「オトコをシゲキする情報マガジン」が
リクルートから毎週木曜日に創刊されています。
タダでゲットできる上に、装丁が綺麗でデザインもかわいい、
内容もイマドキのニュースやトレンドが要領よくまとめられているだけあって、
結局のところオンナもR25を手にとって平然と読んでいたりします。
吉野家に堂々と女子が入り、タバコをブカブカと吸い、トレンチコートなんか
着ちゃったりしてどんどんオトコの文化圏に「別にいーじゃーん」的ノリで
入ってきていますが、オトコをシゲキする情報マガジンも、
ハナっから女子に蹂躙されているわけです。
そんな中、「L25」が創刊されます。
R25が大大大好評なので、コレのオンナ版をリクルートが作るんだそうです。

R25をオンナが読んでると 別にいーじゃーん、だけど
L25をオトコが読んでると、やっぱ何か変だよな。
遠くでヒソヒソやられそうで、オトコ側がL25を手に取るのを躊躇するだろう。
あー、世の中 不公平だなぁ。
■映画レビュー:THE有頂天ホテル [映画]
三谷幸喜の監督作品の中でも鳴り物入りという印象があった
「THE有頂天ホテル」を見ました。
たしか劇場公開中は観客動員数もうなぎのぼりで三谷さんウッハッハだった
ような報道もされていたように思います。キャストの豪華さも目を引きますね。
実際こういう人たちって1本の映画の出演にいくらくらい貰うんでしょうね。。

物語のあらすじを書こうとすると、難しいんですよコレ。
ホテルアバンティというホテルの大晦日を舞台にして、複数の登場人物の
サブストーリー同士がくっついたり離れたりするお話です。
でもおそらく本線となるストーリーは、佐藤浩一演じる国会議員が
汚職スキャンダルで騒がれる中このホテルに泊まり、進退に悩みながら
ある結論に至る、というところなのではないかと思います。
感想は、といいますと、まぁにぎやかですこと。
でも逆に言うとそれだけともいえる。
いろいろあって、騒々しくて、ドタバタ、キラキラして大晦日はてんやわんやですわ!
を表現したかったのであればそれは成功していると思いますが、
なにか、こう、見終わったときに残るものがないのがむなしい気がします。
それと、これってTVドラマでよかったんじゃないでしょうか。
TVドラマじゃこんな豪華なキャスト集められないというくらいしか
映画にする理由が見当たらないです。もっと、ひとつづき2,3時間で
集中して見させるからこそ伝わる、伝えたい思いがあるようにしないと
文化としての映画価値が問われるのではないかと思いました。
あとなにより、やっぱり三谷幸喜は舞台の脚本化なんだなぁとしみじみ実感。
これ、セット替えが大変ですが、舞台だったら逆に映画よりも
そうとう面白いんじゃないかなぁと思えてきました。
セリフの掛け合い、勘違い、すれ違いが織り成す展開は舞台のソレとして
とても巧妙に作られています。
映画の設定自体がそうであるように、見る側もクリスマスや大晦日の、
家族や友達が揃ってキラクにゴラクを楽しみたい人たちには
良い映画なのではないかなぁと感じました。
■映画レビュー:フライトプラン [映画]
上映期間中、見には行かなかったんですけど興味はあった
「フライトプラン」をレンタルして見ました。

大型旅客機でベルリンからニューヨークへ帰国するジョディ・フォスターとその一人娘だが、
ふとした隙に娘が機内で行方不明に。探しても見つからないどころか、
そもそも娘は搭乗した記録がないという。
いったい娘はどこに行ったのか、彼女の身の回りに何が起きようとしているのか。
飽きることなく見終え、そつの無い構成とリズム感だな、とは思いました。
ただ、どうもこの、ストーリーに奥行き感がないといいますか
驚きの展開が少なかったかなぁ。
事件の真相が明かされる場面ですら、あまりセンセーショナルな演出はなくて
淡々と見る側に説明されていくので こちらも拍子抜けな気分です。
気取っていうと「視聴者をおいてストーリーがすすんでしまう」感じです。
飛行機の中という限られた空間での息の詰まるような展開を目指したことは
分かるのですが、予想外の展開すらある意味期待の枠を超えないので
そこにもうちょっと常識破りの展開が欲しかった気がします。
とはいえ、こうしたスリルサスペンスを見たいなぁと思ったときには
まずこれを見とけば失敗はないよ、と言える作品だと思います。
ジョディ・フォスターの表情の演技も真に迫るものがありました。
■映画レビュー:戦場のピアニスト [映画]

第二次世界大戦中、ドイツ占領下のポーランド。
中でもユダヤ人は取り分けドイツ兵に悲惨な扱いを受けており
ピアニストである主人公もその一人。
奇跡的に収容所送りを免れ、その身を隠しながら
戦火の激しいポーランドを生き抜くお話です。
2002年カンヌ映画祭の最優秀作品賞を受賞した作品だそうです。
納得です。
ドイツのユダヤ人に対する迫害の実態、道理も通用せず簡単に人が
殺されてしまうドイツ支配下で暮らす人々の不安と貧困が
わが身のように伝わってきます。
実在の人物と限りなく実話に基づいたストーリーが
なおさらその印象を強めるのでしょう。
主人公がどんどんやせ衰え手足を動かすことすら流暢でなくなる様子も、
決してオーバーにも感じずリアルに思いました。
ただ一つ、後半でドイツ兵に見つかりピアノを弾くシーンでは、
それまでヨタヨタしていた彼が驚くほどエネルギッシュかつ流れるように
ピアノを奏でるので、そこはちょっと非現実的だなぁと思いましたが。
映画のジャケット写真が個人的にはイマイチ興味をそそるものではなかったので
いままでどうも手が伸びませんでしたが、借りて見て良かったと思っています。
我々の上の世代の方達の努力で、私は戦争を肌で感じることなく過ごせていますが、
こうした作品をたまに見ることで過去の惨事を忘れずに今後の教訓とするのは
大事なことだと思いました。
■映画レビュー:交渉人 真下正義 [映画]

「踊る大走査線」のサブストーリー的な映画で、確かこんなのあったなぁと
思って「交渉人 真下正義」を借りてみました。
TTRという地下鉄運営会社が開発中の新型実験車両「クモ」が何者かに
遠隔操作され東京中を暴走するのを交渉人として真下正義が阻止しようと
奮闘するお話です。
かろうじて飽きることもなく見通しましたが、今ひとつでした。
交渉人、というわりには特に冴えた交渉術もなかったような。。
彼の交渉のうまさで事件が解決に向かった、と思われる下りがないのですが、
だとしたらあえてタイトルに「交渉人」とまで書くのはなぜだったのだろうかと。
かつて米映画に「交渉人」というものがありましたが、それのパクりとも
取れる交渉のワンシーンもあり、そういうのが見えてしまうあたりにも
もう一つ映画として魅せる「練り」の部分が足りないと思うのです。
以降は少しネタバレになりますが、
真下正義の彼女役の水野美紀が訪れていたコンサートホールが
爆破場所だと真下が気付いたシーン。
本来は、「驚き、慌て、そして犯人への怒りを思わず表に出して一瞬だけ
冷静さを失ってしまう真下」という絵が製作サイドは欲しかったのではないでしょうか。
だのにこの真下、そこでも一本調子なんですね。
映画に抑揚があまりないんです。
ここまで淡々とストーリーが続くと、これドラマでよかったんじゃない?
と思ってしまいました。
日本では制作費のかかる短編ドラマのことを映画と言うのでしたっけ?
ということで少々辛辣にもなりましたが可もなく不可もなく、
ヒマであればなんとなく見終えてしまう、うまくまとめたB級映画です。






